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草間彌生版画展「生命のよろこび」

世界を舞台に、絵画、彫刻、インスタレーションなど、多様な作品を生み出し続ける前衛芸術家・草間彌生。
版画についても、作品を 無数に増殖可能な技法として積極的に取り組んできました。本展では、2011、2012年に制作され、以降の作品にも通じるモチーフと生命力に満ちた版画作品をご覧いただきます。

草間 彌生   YAYOI KUSAMA

前衛芸術家、小説家、詩人。1929年、長野県松本市に生まれる。幼少期より水玉や網目を描く。1957年に渡米、ニューヨークを拠点にネット・ペインティング、ソフト・スカルプチャー、鏡や電飾を用いた革新的なインスタレーション作品を発表。さらにボディ・ペインティング、ハプニング、ファッション・ショー、映画など多様な表現を欧米で展開する。1973年に帰国、活動拠点を東京に移し、美術制作に加え詩や小説の文筆活動も行う。野外彫刻や企業とのコラボレーション、ドキュメンタリー映像など自らの芸術理念を幅広く展開、現在も精力的に制作を続ける。

世界各地の美術館で大規模な展覧会が開催され、2016年にはTIME誌(米)「世界で最も影響力のある100人」に選出される。同年文化勲章受章。2017年、新宿区に草間彌生美術館開館。

代表作に「無限の網」、「無限の鏡の間」、「水玉強迫」、「南瓜」、「我が永遠の魂」シリーズなど。