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中原淳一原画展「中原淳一のスタイル」

中原淳一(1913~1983)は戦前から戦後にかけて、雑誌編集、ファッションデザイナー、人形作家などとして多彩に活躍し、女性たちを魅了しました。「美しく生きること」を追求した中原のファッションセンスは、今も輝きを放ち、私たちの心を捉えます。本展では、当時の女性たちの服装に明るい夢を呼び起こした“中原淳一の スタイル”を、雑誌原画にてご紹介いたします。

中原淳一   Junichi Nakahara

昭和初期、少女雑誌「少女の友」の人気画家として一世を風靡。 戦後1年目の1946年、独自の女性誌「それいゆ」を創刊、続いて「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」などを発刊し、夢を忘れがちな時代の中で女性達に暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示してカリスマ的な憧れの存在となった。
活躍の場は雑誌にとどまらず、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードし、先駆的な存在となる。そのセンスとメッセージは現代を生きる人たちの心を捉え、新たな人気を呼んでいる。妻は、宝塚歌劇の創世記を担った男役トップスターで、戦後映画テレビで活躍した葦原邦子。