「東京1964オリンピック」・「大阪万国博覧会」・「ヒロシマ・アピールズ」のポスターなどを手掛けた亀倉雄策は、日本のグラフィックデザイン界を代表するデザイナーです。ポスター、シンボルマークなどの名作を生み出しただけでなく、日本グラフィックデザイナー協会の設立など、デザインの普及にも尽力しました。
1987年より11年間にわたり鶴田一郎のイラストレーションで展開した、ノエビアの広告“コスメティック ルネッサンス”も、氏のアートディレクションによるものです。
急逝した1997年から20年の節目にあたり、ポスターの代表作を展示いたします。開館10周年となるノエビア銀座ギャラリーで、亀倉雄策の偉大なデザインの足跡をご覧ください。
亀倉雄策 (かめくら ゆうさく)
1915年~1997年 新潟生まれ
日本のグラフィックデザイン界のパイオニアであり、世界的なグラフィックデザイナー。1978年日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)設立に参加。以後、16年間会長を務める。代表作は、東京1964オリンピック、大阪万国博覧会、ヒロシマ・アピールズのポスターや、グッドデザイン、NTTのシンボルマークなど。日本国内はもちろん、海外でも数々の賞を受賞。ワルシャワ美術アカデミー名誉博士号。紫綬褒章、金色有功章、勲三等瑞宝章、1991年文化功労者。1993年ニューヨークADCと東京ADCの「Hall of Fame(殿堂入り)」にも選ばれている。